バギオの治安はどうなっているのか?

2016年6月30日に就任したフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領。

こんにちはジンケ(@jinke_sbs)です。

最近のフィリピンに関することと言えば、新しく大統領に就任したロドリゴ・ドゥテルテ大統領の過激な発言が何かと話題になっています。

フィリピン、特にバギオの治安状況はどんな感じなのでしょうか。私自身の私見を元に解説したいと思います。これからバギオに行かれる方の参考になれば幸いです。

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高原都市・バギオとは?

バギオは教育都市として有名です。山の上に位置しているため、高原都市、天空都市と言われたりもします。バギオ市内には国内一の国立フィリピン大学、近隣には軍学校のフィリピン・ミリタリー・アカデミー、その他にも市内に多数の英語学校があり、住民の大半は若年層の学生だと統計があります。バギオは首都マニラからバスで約5時間、ルソン島の北側の山地に位置しています。

baguio-safety-1名門フィリピン大学の前。見づらいですがUniversity Of The Philippinesと書いてあります。

フィリピンは南部ミンダナオ島のイスラム系住民が多く、ルソン島はキリスト系住民が多いです。なのでバギオ市民もキリスト教が大多数を占めます。街中に大聖堂もある程で、休日はたくさんの信者の姿を見ることができます。

baguio-safety-6土曜の夜に開催されるナイトマーケット。近くに大聖堂もあります。

また、バギオの南東にはキャンプジョン・ヘイという、元アメリカ軍基地施設があります。現在は一般の方でも利用できる保養地としてバギオ市民や観光客に人気のスポットですが、その影響もあってかバギオ市内では多くの元アメリカ退役軍人らしき人を目にしました。

バギオの犯罪は?

baguio-safety-3雨季に入る前のバギオ。

バギオはフィリピン国内でも安全な街として認知されています。個人的にもミンダナオ島のダバオやセブ島よりも街の雰囲気は良いと感じています。(ミンダナオ島にあるダバオよりは確実に治安が安定しているのではないかと…) ですが、メインストリートやモールなどの混雑では、スリや置き引きなどの軽犯罪は多発しているので注意が必要です。市内で一番有名な繁華街はセッション・ロードを中心とする周辺地域でしょう。昼間であれば多くの買い物客で賑わっていて、女性や子供が一人でも歩いている姿をよく目にしました。強いて言えば、物乞いが居るくらいですが、目を向けずサッと通り過ぎるといいでしょう。私は軽く服を掴まれたりもしましたが無視すれば大丈夫です。

以前記事に書いたように、SMモールというバギオ1混雑するショッピングモールがあります。

【解説】バギオで買物ならSMモールに行こう
※画像はイメージです こんにちはジンケ(@jinke_sbs)です。 バギオの英語学校に留学している生徒ならば、…

土日祝日は毎回ものすごい混雑になります。油断しているとスリや置き引きに会うので、現金は持ちすぎない、ポケットに財布やスマホを入れない、リュックは使わない、カバンは体の前に持つなど注意しましょう。

実際に私が通っていたパインズアカデミーの知り合いの生徒の方も、リュックを背負ってモールを歩いていたら、いつの間にかポケットからクレジットカードが盗まれていたので、買物ができなかったようです。十分注意しましょう。

baguio-shopping-sm-mall-7休日のバギオSMモール内。出入口などは特に混雑する。

ロドリゴ・ドゥテルテ大統領とは?

baguio-safety-7

現在のフィリピンの大統領はロドリゴ・ドゥテルテ氏です。日本では過激な発言でマスコミによく取り上げられ、「フィリピンのトランプ」とも言われています。

ドゥテルテ大統領は私が滞在していた5月1日の選挙で当選し、6月30日に就任しました。氏はミンダナオ島の最大都市ダバオの市長を7期努め、街の治安改善に大きく貢献した実績を持ちます。無差別殺戮者の印象を持っている人もいるかもしれませんが、意外な一面も持ち合わせています。以前パインズアカデミーの先生から以下のような話を聞きました。

ドゥテルテがダバオの市長だった頃、一人の女性が夜にタクシー拾ったの。ドライバーは帽子を深くかぶって顔はよく見えなかったわ。しばらくしてドライバーが客の女性に「ダバオの街についてどう思う?」と言って、その女性からいろいろな話を聞いたそうよ。あらかた言い終えたら目的地に着いたんだけど、ドライバーが「ありがとう。貴重な意見だったよ。」と言ったの。女性がドライバーの顔をよく見たらなんとドゥテルテ市長だったのよ。

とても印象的な話だったので今でもよく覚えています。単身で街に繰り出し、治安の改善に乗り出す姿勢が、フィリピン人の熱狂的な支持の源になっているのではないかと思います。今のドゥテルテ氏の行っていることが絶対正しいとは私は思いません。ですが、弱い者の立場に立った政策を進めてきたことは間違いないようです。

では、バギオの街はどうなのでしょう。ドゥテルテ氏と言えば超法規的に薬物中毒者を殺害しまくっているニュースですが、街中にいたら警察の薬物中毒者排除に遭遇してしまうのではないか…。そんな不安が頭をよぎってしまいますね。けれども私がバギオで薬物中毒者らしき人物を目にしたことは一度もなく、学校からもそのような注意はありませんでした。ですが、万一のことを考え不審な場所へは近づかないなど、最低限の自己防衛は必要です。特に夜間の独り歩きはせずに複数人で行動するようにしたいですね。

今回は、ドゥテルテ大統領の話を絡めつつバギオの治安について解説してみました。ドゥテルテ氏は日本では過激な印象がありますが、いたずらに不安がる必要はないでしょう。

それではまた。

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